平成29年9月29日(金)に避難訓練をおこないました。
毎年この時期に峯小児科では岩槻消防署と連携をしながら、
大きな地震の後に出火したことを想定して訓練を実施しております。
いざやってみると、あらためて「やるべきこと」がしっかりと把握できることを実感します。
今回も実際に「大きな消防車」に乗って、本物の消防士さん3名に来ていただきました。
消防士さん曰く、
「まず消防士さんが現場に到着したら、現状の報告を正確にしてもらいたい」
と言っておりました。
・どこから出火したのか。
・逃げ遅れた人はいるのか、いないのか。
・建物の中はどのような状況なのか。。。
迅速に的確な判断をするための大切な情報です。
非常時のときでも「慌てず、急いで、正確に。」を心がけていきたいと思います。
実際の避難訓練の次は、毎年恒例の「消火器訓練」を実施します。
峯小児科では、実際に消火器をつかったことがあるスタッフが半数以上おります。
消火器の射程距離は・・・・・「3メートルから6メートル」
消火器の噴射時間は・・・・・「約15秒から、長くても30秒未満」
消火器が使える火の大きさは・「自分の身長以下のレベルまでの火に対して」
など、
消防士さんの質問に対して、「大正解」な回答も飛び出し、
消防士さんもびっくりしておりました。
さて、これから消火器の実習をしようとしたその時。
なんと、緊急事態の連絡が入り、そのまま訓練は中止、
消防士さん達は全員、真っ赤な消防車と現場へ急行することに。。。
緊急連絡が入った時、消防士さんの顔つきが変わり、
手際よく点検・準備をはじめ、
きちんと私たちに「訓練が途中になってしまったことへのお詫び」も含めて、
数分後にはサイレンを鳴らしながら出動していきました。
消防士さんたちのその様子は、「考えながら動く」のではなく、
まさに「体が覚えているようなテキパキとした無駄のない動き」が印象的でした。
これこそ「常日頃の訓練の賜物」を最後にみさせていただいたような気がいたします。
岩槻消防署のみなさま、本日は本当にありがとうございました。