峯小児科では、1歳になる前に「難聴」を見つけて「早期治療」を行えるよう、「耳の聞こえ」を調べる乳幼児期の難聴スクリーニングという検査を行っています。これは、目白大学耳科学研究所クリニックの坂田院長と連携し、「乳幼児の疾患疫学を踏まえたスクリーニング及び健康検査の効果的実施に関する研究」に基づいた検査です。現在の母子手帳では、聴覚に関する9〜10ヶ月の保護者の記録などの項目がありますが、「両側難聴」のための健診としては十分な内容とはいえません。このため項目を増やし、さらに簡単で安全な音の出る音響機器をお子様の後ろで鳴らし「反応」を確認するなどの検査をいたします。(具体的な内容は下の動画をご覧下さい↓)
尚、この検査は必須ではありません。 この検査受けるためには、
1:10項目の質問アンケートの記載
2:同意書の記載
に答えて頂く事が必要です。
この検査は厚生労働省の班研究の一貫であり、結果によっては今後の乳幼児健診に役立てられることになります。
難聴の早期療育を考えた場合、難聴に気づかれずに1歳を過ぎてしまうと「言葉をしゃべる力」は低下してしまうので、その前に対応をスタートすることが非常に重要となってきます。これを踏まえ、適切な健診時期はちょうどこの「生後10ヶ月健診」が望ましい時となります。もし万が一、難聴であることが判明した場合は、必要な治療が通常よりも早い時期に行えるので、お子様のためにもご考慮していただければと思います。
ご協力頂ける方は、お気軽に「峯小児科スタッフ」に声をかけて下さい。