▶︎ 妊娠を予定している、または妊娠を希望している全ての女性の方へ

風しんワクチンは接種していますか?

風しん抗体を持たない、又は低い抗体価の妊娠前半期の女性が風しんにかかると、「胎児」に感染し、心疾患や白内障、難聴など「先天性風しん症候群」の子どもが生まれることがあります。母親の風しんは治りますが、生まれてくる子どもの心疾患や白内障、難聴などは一生治らない可能性があるのです。

 風しんは「ワクチンで防げる病気」です。妊娠中の女性は予防接種が受けられません。生まれてくる子どもの未来の為にも、女性の配偶者かつ同居者も含め、妊娠前に予防接種をしておきましょう。

なお、現在さいたま市では、平成26年4月28日~平成27年3月31日まで風しん抗体検査を無料で実施しています。抗体価が十分であるか不安がある方は予防接種の前に調べてみるのもよいでしょう。詳しくは、ホームページ(風しん抗体検査のご案内)まで。

http://www.city.saitama.jp

▶︎「難聴の任意検査」を乳幼児10ヶ月健診といっしょに受けてみませんか?

峯小児科では、1歳になる前に「難聴」を見つけて「早期治療」を行えるよう、「耳の聞こえ」を調べる乳幼児期の難聴スクリーニングという検査を行っています。これは、目白大学耳科学研究所クリニックの坂田院長と連携し、「乳幼児の疾患疫学を踏まえたスクリーニング及び健康検査の効果的実施に関する研究」に基づいた検査です。現在の母子手帳では、聴覚に関する9〜10ヶ月の保護者の記録などの項目がありますが、「両側難聴」のための健診としては十分な内容とはいえません。このため項目を増やし、さらに簡単で安全な音の出る音響機器をお子様の後ろで鳴らし「反応」を確認するなどの検査をいたします。(具体的な内容は下の動画をご覧下さい↓)

尚、この検査は必須ではありません。 この検査受けるためには、

1:10項目の質問アンケートの記載
2:同意書の記載

に答えて頂く事が必要です。

この検査は厚生労働省の班研究の一貫であり、結果によっては今後の乳幼児健診に役立てられることになります。
難聴の早期療育を考えた場合、難聴に気づかれずに1歳を過ぎてしまうと「言葉をしゃべる力」は低下してしまうので、その前に対応をスタートすることが非常に重要となってきます。これを踏まえ、適切な健診時期はちょうどこの「生後10ヶ月健診」が望ましい時となります。もし万が一、難聴であることが判明した場合は、必要な治療が通常よりも早い時期に行えるので、お子様のためにもご考慮していただければと思います。

ご協力頂ける方は、お気軽に「峯小児科スタッフ」に声をかけて下さい。

▼インフルエンザの動向

先日の「2度の大雪」のおかげか、一時的に多くの人が外出を見合わせた事で「感染経路」が断たれ、また同時に湿度も上がり、ウイルスのもっとも苦手な環境が整のいました。

現在は一段落してきたように思えますが、今年は例年と違って「3種類のインフルエンザ」がほぼ同時期に流行しております。まだまだ油断は禁物です。まだ一定期間は流行が「ダラダラ」と継続する傾向にありますので十分に注意をしましょう。

▼日常生活でできるインフルエンザ予防

インフルエンザ予防1:「手洗いの徹底」手や指などに付着したインフルエンザウイルスを洗い流しましょう。

インフルエンザ予防2:「適度な温度、湿度を保つ」加湿器などで室内の適度な湿度を保ちましょう。

インフルエンザ予防3:「休養とバランスのとれた栄養摂取」体力をつけ、抵抗力を高めて感染しにくい身体作り。