・感染すると半日で症状が現れる。
(初期感染は「生牡蠣」など食品から感染するケースが多い)
症状:突然の嘔吐、下痢、発熱、悪寒
・感染力が強いので「うつりやすい」
・ウイルスの飛ぶ距離は2〜3メートル
・ウイルスは「排泄物」「吐物」の中にも数多く潜んでいる
・ウイルスの排泄期間は「発症数時間前から最大7〜10日間」
・症状の多くは2〜3日で改善する。
・嘔吐が軽快した後の水分補給と安静が大事。
・ノロウイルスに効く特別な治療法は現在ない。
注:体力の弱い高齢者や乳幼児は脱水などの症状が強く出る傾向にある
●ノロウイルスは「たちが悪い」ウイルス!
- 吐物などの後始末が不十分だと感染が広がる傾向がある –
・吐物が乾燥してもウイルスは健在!
・吐物から横に2メートル飛散する
・吐物から床上160cmまで飛散する(目や口の高さ)
・時間にして「1時間」漂っている
・飛散したウイルスは2〜3日間も生きている!
吐物は「正しい方法」で「完全」に処理をする!
1:処理する際は手袋、マスクをする。(腕時計、指輪は外すほうが好ましい)
2:吐物が乾燥してもウイルスは健在です。全ての吐物を完全に拭き取りま
しょう。(注)掃除機で処理しない。ウイルスは掃除機の中で生きています!
3:吐物を拭き取った布、手袋、マスクはビニールなどに包み廃棄する。
4:吐物を拭き取った後は0.1%の次亜塩素酸(キッチンハイター等)で消毒。
(アルコール消毒は効果がない!)
5:処理終了後は流水と石けんで20秒以上手洗いし、洗い流す。
その後、アルコールジェルを使用。できればいつものタオルではなく
ペーパータオルで手を拭き、そのペーパータオルも廃棄する。
6:可能であれば「窓を開けて」十分換気をすると良い。
※ ノロウイルスは非常に小さいウイルス(細菌の1/30〜1/100)なので、手のしわに入り込みます。トイレットペーパーを10枚重ねても突破して指につきます。手についたウイルスはドアノブを介して感染するので、排泄物、吐物に触れてしまった場合は、特に丁寧な手洗いを心がけましょう。